Simplon Pavoの組み立て記録です。
カンパのブレーキを調整します。
ブレーキの調整は初めてですが、
ブレーキは安全に関わる部分なので、
しっかりと調整したいと思います。
◆使用した工具
まずはブレーキシューの位置。
ブレーキシューのボルトを緩めて調整します。
トルクスT25、適正トルク8Nm。
リムの上端からブレーキシューの上端を1mmほど下げた位置で取り付け。
写真はフロントですが、リアも同様です。
続いて、ブレーキシューとリムの隙間調整。
ブレーキシューとリムの隙間を1mm程度に調整します。
この調整でブレーキレバーを握ってから
ブレーキが効き始めるまでの時間になるので、
実際乗ってみてから微調整しようと思います。
とりあえず初期調整はこんな感じで。
フロントのブレーキシューとリムの隙間。
リアのブレーキシューとリムの隙間。
続いて、トーインの調整。
ブレーキをトーイン(ブレーキ前側の隙間を狭く後ろ側を広め)に調整すると、
ブレーキを鳴きにくくすることができます。
ネットでいろいろ調べましたが、1番簡単な方法を紹介します。
用意するのはレポート用紙。
まぁ、しっかりした紙ならチラシでOKでしょう。
レポート用紙数回折って適度な厚さにします。
それをブレーキの後ろ側に挟んでブレーキレバーをしっかり握ります。
この状態でシューのボルトを緩め、
再度しっかりと締め込みます。
これだけで僅かに後ろ側の隙間が広くなります。
左右ともやって作業完了です。
リアも同じようにトーインを調整します。
トーイン調整後です。
微妙すぎて写真では分かりません。
トーインまで調整したところで、
仮止めしていたブレーキワイヤーを本締めしました。
5mm六角、適正トルク5Nmです。
あとはセンターの調整です。
フロントは一旦ブレーキの固定ボルトを緩めて、
ブレーキレバーを握り、その状態で固定ボルトを締めます。
これでほぼセンターが出てるはず。
微調整はブレーキの調整ボルトで行います。
もしくは13mmのハブスパナで調整もできます。
リアのセンター調整は15mmのハブスパナを使うと簡単です。
ただリアブレーキはシングルピボットで片効きになりやすいので、
実際にブレーキの動きを見ながら調整した方がいいと思います。
最後に余分なブレーキワイヤーをカットしキャップをして完成です。
今回はシマノのブレーキ用キャップを使用しました。
ワイヤーの残す長さはこれくらい。
キャップ取付後。
リアブレーキも同様です。
一通りブレーキの調整をしましたが、
スタンドに立てた状態や歩いて押した状態でブレーキが効くか確認してから
実際に乗ってさらに調整します。
いきなり乗ってワイヤーが外れる、
ブレーキが効かないなんてことがないとも限らないですからね。